季節の果物狩り、宅配、通販 | 笹原果実 | 静岡県磐田市 |

何があっても前に進む

昨夜からの台風の影響でスイカハウスのビニールが一部破れてしまいました。ビニールが破れたことは残念なのですが、過去にもあったことなので焦ったりすることはほとんど無くなりました。まずは何をやるべきかを落ち着いて考えていきます。最初に被害状況の確認、次に周囲に迷惑をかけないよう飛びそうなものを片付ける、その後栽培している作物がビニール無しでも傷まないようにマルチや資材等の固定をおこないます。すぐにビニールをなおしたいところですが、台風直後は風が強くてビニールの補修は困難なのでその日は補修に必要な物品を業者さんと打ち合わせすることが主になります。
正直なことを言えば自分は落ち込みやすい方の人間で、20代の頃はショックを受けると仕事が手につかず先に進むことが出来なかったときもあります。でも農業ではこのようなことが頻繁にあり、その度に落ち込んでいてはキリがないので自分の考え方を変えていきました。「どんなにつらいことがあっても前に進むしかないんだって」と研修先の師匠に言われた言葉は今になってとても勇気を与えてくれる言葉です。やり直せるだけまだマシです。いつか人生は終わってしまうのだから今この瞬間にできることを全力でやる、そうやって生きていけばいつ死んでも「いい人生だったな」と思える気がします。


スイカの台座敷き

高気圧の勢力が少し弱まり天気が不安定になってきましたね。夕立が降ったり台風が近づきやすくなると徐々に秋に近づいていくのだなあと感じます。だんだん雨が降るようになるとスイカが水没する可能性があるのでスイカの下に台座をひいてあげます。これでちょっとくらいの雨がふっても水没せずスイカの痛みをかなり減らすことができます。この枕の上で30日前後過ごすと立派な小玉スイカになります。それまで健康に育ってくれるかハラハラドキドキの1ヶ月となります。


できないのではなくやりたくないだけ

今日はスイカの消毒を夜の19時から行いました。なんで夜にやるかというと煙でダニをやっつける薬なのでハウスを密閉しないといけないからです。ダニはすぐに増殖してしまうので週に1回は消毒しないとスイカの葉から栄養を取られてしまいひどいと枯れてしまいます。夏の時期の煙での消毒はできればやりたくありません。やりたくない理由は挙げればきりがありません。
@仕事が終わって家で一息ついたのにまた夜畑に行かないといけない。
Aハウスを締切るのが大変、また朝日の出前に開けるのも大変。
Bミツバチに影響が出て、スイカの交配がうまくいかないかもしれない。
C高い薬を使ってどれくらいダニを退治できるか費用対効果が明確でない。
などなど躊躇する理由ばかりが頭の中に浮かんできますだから出来ないと心が行動をセーブしてしまそうになります
でもやりたくないこと、面倒くさいことだからこそ後々効果が発揮されてくる大切なことだと経験から分かっています。なので失敗するのではないかという不安を乗り越えてやることができます。一つ一つの命がその一生を無事に終えることが出来るように全力でサポートする、その志があればどんなにつらくしんどい仕事でさえも大したことじゃないと思えます。


防鳥ネットを貼りました

天候にも恵まれてスイカ達はグングン成長しています。今年は露地のスイカでは雨よけのトンネルをやっていないのでこのまま実が大きくなるとスイカをカラスにつつかれてしまいます。そこで写真で見えるような赤いネットを設置しました。このネットを設置したところカラスどころか鳥の一匹も近づいて来ることはありません。鳥たちもかなり警戒しているのだと思います。ただ地面の近くは隙間があるので、そこからハクビシン等のケモノは入ってきているみたいでたまにスイカがかじられていたりします。被害が増えてくるようなら地面の近くもきっちりネットを止めないといけないなと思いますが、作業性が悪くなるので出来ればこのままでいけたらと思います。


最後のマダーボール

暑い日が続いていますがハウスと露地のスイカ達はとてもイキイキとしていて見ていて嬉しくなってきます。先週は今シーズン最後を飾るマダーボールの苗を植え付けました。畑の準備と植え付けをして頂いた社員さんの方々にはとても暑い中作業してもらい感謝の気持ちでいっぱいです。私もその頑張りを無駄にしないよう、一週間は水やりを徹底してスイカ達は無事根付いてくれました。何でそんなに水やりを頑張ったかというと、この写真にのっているハウスは平地より1m以上高いところにあるので水はけが物凄く良いのです。春に植えた時はそのことを考慮せず、水やりで手を抜いてしまったため多くの苗を枯らしてしまいすごく残念な気持ちになりました。逆に露地だと雨で土が湿っていたり、排水の悪いところだと水分が抜けにくいところもあるため水やりをすると根が酸欠で腐って枯れてしまうことがあります。色々な場所で作物を育てていくとその場所ごとの管理が必要になってきて大変なこともありますが、栽培方法の引き出しが増えていくのを実感しています。


失敗体験から多くを学ぶ

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7月に入りスイカの収穫が落ち着いていたのですが、また今日から収穫が始まりました。収穫に間が空いたのは7月に予定していた露地のスイカが病気等でやられてしまったからです。普段はビニールトンネルで栽培するのですが、今年はトンネルが飛ばされることがあったので露地はビニール無しで栽培していました。雨がよけられないことで今まで経験したことのない被害を受け収穫予定が大幅に変更になったのです。ただ今回の出来事で雨に強い品種の発見があったり、消毒の種類や方法について深く考えさせられ、一部の畑では今までで一番元気にスイカを育てることが出来ています。(上の写真)
スイカは、種が高価で畑の準備に時間がかかり、ちょくちょくお世話もしてあげないといけない等お金も時間もかかる作物で、失敗したときのダメージは大きくその時はめっちゃヘコミます。でも大きな失敗をすると物凄く頭を使うので、今までは疑問に思っても影響が小さく考えることを止めていた、もしくは見て見ぬ振りをしていたところに焦点がいくので、大きな改善につながると感じています。それはお客様に提供する果物の品質と量が安定することなので、これからも「失敗したら深く考える」を大切にしていきたいと思っています。



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